映画『ショーシャンクの空に』レビュー/ネタバレあり

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ショーシャンクの空に : 作品情報 - 映画.com

こんにちは!

今回は『ショーシャンクの空に』をレビューしたいと思います。

皆さんはこの作品を観たことがあるでしょうか??

いやー、最高の映画です。

自分がこの映画を観て何を思い、何を感じたのかを記事にしていこうかなと思っています。

3分で『ショーシャンクの空に』を知ろう!!

1、あらすじ

主人公は若いながら銀行の副頭取。名前はアンドリュー・デュフレーン。あだ名はアンディー。ある日、アンディーは妻とその不倫相手であるプロゴルファーの殺害容疑で逮捕されます。アンディーは無実を主張しましたが、終身刑の判決が下されショーシャンク刑務所に収容されます。そしてショーシャンク刑務所で一人の調達屋と出会います。名前はエリス・ボイド・レディング。あだ名はレッド。彼もまた殺人の罪で終身刑を宣告されていました。今までとは全く違った刑務所での生活に最初は戸惑うアンディーだでしたが、レッドと知り合い次第に慣れていきます。レッドに希望は危険だと言われながらも、希望を捨てないアンディーは最後にある計画を実行します。

2、輝かしい受賞歴

1995年 アカデミー賞 7部門(作品賞、主演男優賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、音響賞)ノミネート

1995年 ゴールデングローブ賞 2部門(男優賞、脚色賞)ノミネート
1995年度 第19回日本アカデミー賞 外国語映画賞
1995年度 キネマ旬報ベストテン 外国映画作品賞、読者選出外国映画監督賞、読者選出外国映画ベスト・テン第1位
1995年度 毎日映画コンクール 外国映画ベストワン賞
1995年度 報知映画賞 外国作品賞ショーシャンク刑務所の実態

Wikipedia参照)

 ショーシャンク刑務所の実態/ハドレーとノートンには本当にムカつきました!!

アンディーが収容された場所がショーシャンク刑務所です。この刑務所は囚人に虐待をし、暴力によって絶対的な権力を握っている刑務主任がいます。名前はハドレー。自分はこの映画の登場人物の中でハドレー一番嫌いです。暴力に酔って王様気分になっているタイプの人間はいけすかないです。刑務所の話だとおきまりのキャラですが、どうにも慣れません笑絶対お前今まで友達いなかっただろ??ってすごい言いたくなります笑

それともうひとり大事な人物が刑務所長。名前はノートン。いや〜、こいつも腹たちましたねほんと笑まず、ハドレーの囚人に対する虐待を黙認するところですよ。囚人を見張るだけじゃなく、囚人に過度な暴力などする刑務官がいないかも監視してこその刑務所長ですよね??こいつ仕事サボりまくりじゃないですか!しかもですよ!「青空奉仕計画」という立派な名前使って、他の刑務所よりもより囚人のためになるプログラムを実施していますよアピールしているにもかかわらず、当の本人は賄賂なり裏金なりと不正三昧ですからね、、、ショーシャンク刑務所の刑務所としての役割が本当に成り立っているのかが疑問視されます。

悪夢のような二年間/ボクスは天狗になりすぎた!!

「アンディーは最初の二年間は悪夢のようだっただろう」とレッドがナレーションしているシーンがあります。それもそうでしょう。最初の二年間は友達もいなく、同じ囚人のボクスに襲われる日々を過ごしていました。男に穴掘られる毎日ってどうですか??え、本当に悪夢ですよね笑自分なら男に掘られるなんて屈辱すぎて生きてられません、、ボクスも懲りずによくあんなにもアンディーを襲い続けられますよね。根っからの悪って感じが否めません。

しかし!そんなボクスに天罰が下ります!!ある日アンディーへの暴力がばれ、一ヶ月間懲罰房に閉じ込められます。一ヶ月後、懲罰房から出てきたボクスはいつも通り自分の独房に入りますが、待っていたのはなんとハドレー刑務主任でした。そこでハドレーに虐待されたボクスはかわいそうに流動食しか食べられない体になってしまい、囚人用の病院に移動することになりました。この映画で唯一、「ハドレー万歳!」と思ったシーンです笑流動食しか食べられない体というのは少しやりすぎな気もしますが、まあ日頃の行いを考えれば「ざまーみろー」って感じでした笑

ブルックスの死/堀の外の恐怖

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このショーシャンク刑務所には、なんと50年も服役している老囚人がいます。名前はブルックスブルックスは長年図書係を担当していました。ある日アンディーは図書係に任命されブルックスの助手になります。(この配属の本当の狙いはノートン所長や刑務官達の税務処理や資産運用をアンディに行わせるためでした。)

そんなある時、ブルックスに仮釈放の許可が出ます。もしみなさんが刑務所に収監されているとして、仮釈放の許可が出たらどういう反応をするでしょうか??自分なら「やったー!外に出られるぞー!」そんな反応をすると思います。しかし、ブルックスは違いました。「外に出たくない」と言い、取り乱してしまったのです。このシーンには驚かされました。ほとんどの人が仮釈放は嬉しいものだと捉えているのではないでしょうか?でも、実際はそうではなかった。50年も服役していたブルックスにとって外の世界は怖いのです。ショーシャンク刑務所の中では有名人でも、堀の外に出てしまえば誰もしらない老人です。仮釈放をし、外での生活を続けるブルックスでしたが、耐えられませんせした。彼は与えられた部屋で首をつって自殺しました。アンディー達に宛てた手紙には「疲れ果てた。不安から解放されたい。だから死ぬことにした。私などが死んでも、迷惑はかからんだろう。」と、記されていました。切ないです。本当に切ないです。

レッドが放った言葉「終身刑は人を廃人にする。

まさにその通りだと思います。刑務所で服役し、認められれば仮釈放されるシステムに、本当に意味はあるのでしょうか??いつの間にか堀が自分を守ってくれていると感じる人生。自分には想像もつきません。

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ブルックスが自殺した部屋には「BROOKS WAS HERE(ブルックスここにありき)」と彫られていました。少しでも生きた爪痕をのこせるように。

レッドは「哀れな最期だ」そう囁きます。

トミーの死/アンディーは冤罪だった

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物語が進むと新たな登場人物が出てきます。強盗の罪で何度も刑務所暮らしをしているトミーです。彼の愉快な性格ですぐに、アンディー達と仲良くなります。ある日トミーはアンディーに高校卒業の資格がとりたいと頼みます。資格取得は甘くないからと最初は渋るものの、トミーのやる気に押され協力します。文字の読み書きから教え始め、初めは苦労していた勉強も面白さに気づき楽しんで勉強するようになります。いつものようにアンディー達が会話していく中で、トミーはアンディの過去を知ると、その真犯人に心当たりがあることを話します。アンディーは所長に再審請求したいと頼み込みます。しかし、所長はこれを拒否します。優秀な経理担当者と同時に不正蓄財を知っている彼を自由にさせる気がないからです。アンディを懲罰房に入れ考えを改めるよう迫りますが、1ヶ月経っても折れないアンディに業を煮やした所長とハドリーは、冤罪証明の鍵を握るトミーを呼び出して射殺します。後日アンディには「脱走したため撃った」と嘘を伝えました。

みなさんはこのシーンをどう感じたでしょうか??ノートンとハドレーにいらつきを隠せなかったのではないでしょうか??刑務所というのは囚人を更生するという大事な役目があるはずです。また、今回のアンディーのように冤罪疑惑があれば積極的に協力するべきでしょう。なのに!!ショーシャンク刑務所の人間は自分達の身を最優先に考え、トミーを殺してしまいます。最低です。そんな最低な人間が刑務所を仕切っていいのでしょうか??また、このトミーという人物はとても大事な役割を果たしていると感じました。ただ真犯人を知っていただけではありません。彼は確かに罪を犯して刑務所暮らしをしていますが、 文字の読み書きができないほど学力が低い彼が生活していくためには盗みを繰り返すのは仕方なかった部分もあるでしょう。そんな彼と、殺人罪で捕まった人たちが同じ刑務所で生活することに疑問を感じました。殺人罪と強盗罪では罪の重さがまるで違います。しかし罪を犯せば重さに関係なく扱われる。今まで犯罪のニュースも見ている時、何も気にしていなかったことがトミーという人物によって考えが改まりました。みなさんはどう感じるでしょうか。

増えていく壁紙ポスター

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https://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjQravl0rrSAhWI2LwKHWNVDZAQjRwIBw&url=https%3A%2F%2Fmatome.naver.jp%2Fodai%2F2130913371581361801&psig=AFQjCNE4RnEwoQcS_-zPone7grnfeZmKmA&ust=1488641183364044

物語が進むにつれ、アンディーの独房を彩る壁紙のポスターが変わっていきます。

自分はマリリン・モンロー推しです。みなさんの推しメンは誰でしょうか??笑

もし冤罪で捕まったなら、希望を捨てずにいられますか?

A「心の豊かさを失っちゃダメだ」

R「どうして」

A「どうしてって 人間の心は石でできてるわけじゃない 心には何かある 誰にも奪えないあるものが、、君の心にも」

R「一体なんだ」

A「希望だよ」

R「希望か お前に言っとくが希望は危険だぞ 正気を失わせる 堀の中では禁物だ よく覚えておけ」

これは、この作品で印象に残っているアンディーとレッドの会話です。 

希望は捨てちゃダメだというアンディーに対し、希望は危険だと言い放つレッド。もし自分が何十年も冤罪で刑務所に入れられていたら、希望なんてとっくに捨てていると思います。しかし、アンディーは一度も希望を捨てようとしませんでした。本当にすごい精神力だと思いました。普通諦めませんか?笑

みなさんなら希望を捨てずにいられますか??

結果的に、希望を捨てなかったことで脱獄することに成功し、所長がこっそりため込んでいた裏金を手にしますね。

最後に

とても長々と書いてしまいました。長い文章のくせに、 うまくまとめられていません笑実は書きたいことはまだまだあるのですが、きりがないので優先的に書きたいことをまとめてみました。これといって面白いことや、誰も書かないような新しいことなどかけていませんが、少しでも目をとめて、自分の記事をみてくださったみなさま!ありがとうございます。これからもまだまだ頑張ってうまく記事を作れるよう精進していきます。

では!!